これはいつも私が家でピロピロポロリと7個くらいのコードをただ鳴らしているギターである。
今回はですます調を改め、だである調でいくのである。
矢入ギター97年製のRAG-6というのである。5万円くらいで新品で買った。購入以来ずっとお気に入りである。また、私がモノを買うのに、新品で買うというのは中々無いのである。いつも中古なのである。そして所謂アコースティックギターというのはこれが初めてであった。
高校の時に友人から2万で買ったフェルナンデス社のストラト型には.011-.049のゲージの弦をレギュラーチューニングで張っていた。ブルースな、そして偉大なギタリスト達が.013とかいうぶっといゲージでぐいぐいとチョーキングするので、弦は太ければ太い程偉いものなのだというわけのわからない錯覚を起こしていたのである。
で、件のRAG-6である。買ってきてしばらく弾いていると弦が切れた。弦を買ってくる段になって、どのような弦を選ぶかというのが問題になる。弦はぶっとい方が良い。そしてこのギターはショートスケールなのだ。ショートスケールはテンションが低いと頭から信じ込んでいたから、多少太いゲージを張っても、いいんじゃないか、ってな具合でマーチン社製のミディアムゲージ.013を張ってしまったのであった。
…あれから7年。無知蒙昧の輩はエレキとおんなじに張りっぱなし。
あるとき、表面版を見ると…
「ぐあー!!なんてこった!!」
お見事!ブリッジの後ろがこんもりと膨らんでしまったのである!写真はふくらみ加減がわかるように定規を当ててある。見えるかな。定規と表面版の間にこんなに隙間が!
にわかに色々なサイトを見て回ると、「アコギは使用後は弦をいくらか緩めるべし」とあるではないか。
なんてこった。楽器屋のにいちゃんはそんなことおくびにも出さんかったぞえ。
かくして無知蒙昧な所為で表面版を曲げてしまったが、その所為で別段弾きにくくなったということも無いし、オクターブピッチもそんなに悪くないし(むしろ昔より良くなったかも)、まあいいや。
いろんなサイトを回って勉強した結果、今は弦のぶっとい信仰からは脱却して、ユルーイのが好きである。マーチン社製のSILK&STEEL.0115である。快適である。そして音も繊細な感があって素敵である。
今日のご報告はこれまでである。なにサイトの趣旨と違う?うー、たまにはいいのである。ってまだ3回目じゃん。
かー!ブリッジが飛ぶのは嫌ですよねえ。
痛そう。
goma_penさんコメントありがと御座ります。
投稿情報: 片貝 | 2005-03-29 18:52
KATA節のブログはこちらですね。
魑魅魍魎の私は知っていたのに弦を緩めず、
ブリッジごと飛ばしました。
投稿情報: goma_pen | 2005-03-29 13:07
「焚き火」ですか!?ギターよか、少しはご説明できますよ。
竹は良く燃えますからねえ(笑)でも、燃焼時間が短いのが難であります。バランスが良いのはクヌギ、コナラ、クリ、クルミなどの木だそうです。
時にギターの材料は・・・あ、これは失礼
投稿情報: 南風 | 2005-03-18 22:17
コメントありがとうござります。
私のこの定規も小学生のときにランドセルに刺さってたヤツです。
南風様にお願いです。その尺貫法の竹定規をどうか後世までお伝えください。
決して焚き火にくべたりしないでください。お願いします。--kata
投稿情報: 片貝 憲明 | 2005-03-18 20:40
はじめまして。
自分はギターの事は良く分かりませんが・・・この竹の定規は実に!渋いスね。小学校の時以来です!!
ちなみにウチには何故か、尺貫法のロング竹定規が3本もありますよ。
投稿情報: 南風 | 2005-03-18 13:38