この間のツーリングの余波をもってして、またまたいわき湯本をぶらついた。
いつもながら、芋洗い状態の「さはこの湯」。
湯上りに街をほっつき歩くのが好きである。
それでぶらぶらしてたら、、かような地図が商店街のとある店先に掲出されているのを発見したのである。
江戸から泉(小名浜)まで、大名行列。歩いて5日ほどかかったそうな。
街道は、陸前浜街道。だいたい現在の国道6号線と平行していたようである。
一日目は千住で休んで取手に泊まったと書いてある。
数年前の「もし大地震が首都直撃して交通機関がストップしたらあなたは家まで歩いて帰れますか?ウォーキング大会」とかいうイベントで(正式な名称は失念。申し訳ない)最長踏破記録は牛久在住の方だったと新聞で読んだ覚えがある。国道6号線を一日かけて東京から牛久まで歩いたそうである。当時それを読んで感心したものだが、この地図に書いてあるのと、時間と距離は、ほぼそれに合致するので、また妙に納得したものである。
江戸から泉まで、歩いて5日。まさにこれが旅。歩いてこそ旅である。
現代では、「歩いて」旅をする機会というのは、あまり無いであろう。
すぐに思いつくのは、登山の人たちである。二泊三日とかで、山から山へ歩いて旅する。
あと、熊野古道を歩く旅、とか四国のお遍路さんなども歩いて旅するなあ、と思いつく。
しかし、いずれも日常からは遠く離れた「道」を歩く。そしてまたそれらの殆どは非舗装路であろう。
現代の国道を歩いて旅をしたら、変人と思われるのがオチである。
また、タールマカダム舗装は、関節に悪影響を与えそうである。
しかしながら、それをやってみたい、と思う今日この頃なのである。
何時の日か、歩き旅をしてみたい。一生に一度くらい、そういう旅をしてみたい。
どこからどこへ歩こうか。想像するのは楽しいものである。--kata
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