実はワタクシのアホ面が0.3秒ほどTV放映されたのである。
環境NPOにお世話になってすぐに、湖と農地と食卓を「魚粉」でつなぐ壮大なプロジェクト担当の末席に加えてもらって、いきなりである。
前に居た野菜の産直組織のときも2回ほどTVには映ったから、そろそろファンレターの一つや二つ……っつーのはつまんない冗談な。
そんで、そのNHKの番組のなかの5分くらいの特集の最後で與芝アナウンサーが言った一言、「無料で配布しているようです」が世の中の多くの人の心に衝撃と共に広く染み渡ったようで、放映直後から事務所の電話は鳴りっ放しなのであった。担当たる私と同僚は全く、仕事にならぬ。
番組では、当NPOの連絡先は出なかったから、多くの人は「無料」ということばに集まるハイエナのごとき執念で電話番号を探し出したようである。さらに電話が集中して、リダイヤルを繰り返してもずっと話し中、つながったときには、イライラの最高潮に達しているのである。
「!あああのねっ!魚粉をわけてくれるって聞いたんだけど!どうすればもらえますか!」
「お問い合わせありがとうございます。番組では無条件で無料でどなたにでも配布しているような捉え方のできるように話されてましたが、そうではありませんで、カクカク云々…」
「そんなこといったってあんた!くれるのくれないのどっちなの!まったくもう電話番号探すのたいへんだったのよ!」
「あのですから、申し訳ございませんが今回はご遠慮いただきますようお願いします」
「ガチャン!」
概ねこうなのである。ワタクシも相当アサハカなのであるが、しかし世はアサハカにまみれているのであることよ。まあ、こんなもんであろ。
でもなかには本当に当事業の理念に共感してくれて応援してくださる方もいらっしゃった。ありがたいことである。--kata
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