数ヶ月ぶりに再開である。
以前つけていた「山川草木」という立派なタイトルに全然そぐわない内容ばかりを書いていて心苦しかった。だから、再開に伴なってタイトルを変えるのである。
新しいタイトルを色々考えていたのであるが、たいして面白きものが思いつかない。
とりあえず、仮にこのタイトルにした。
私の場合、本や音楽を選ぶのに、興味の対象として広がっていくのは、大抵、芋蔓式にである。(そうではない事も多々あるが)
タイトルにしたのは、芋蔓式をオススメしているのである。
芋蔓式に見聞が広がっていくのは楽しい。
たとえばの話、およそアレとコレは見当違いのモノやコトで、少しの関係性も見出せぬ、という場合でも、そこから芋蔓式にモノやコトを追っかけていくと、何時の間にかその線が重なったりする場合も無きにしも有らず、である。線が繋がった、というようなときは、何か秘密めいた真実を発見したような気分になって、大変に嬉しいものだ。
「えぇっ?!そうだったの?」とか「ふむふむ。さもあろう」とか、そうした見聞がどんどん広がっていくと、今まで見えなかったものや、隠されていていた物事が、ようく見えてくるかも知れない。
見えてきたなら、しめたもの。
長きものに巻かれずに生きていく事叶うやも知れぬのである。--kata