一個前のエントリの表題の"An Acoustic Bike"について。
オートバイ仲間のメーリングリストに、そう書いたら、見事にスルーされた(笑)
そのことで思い出されるのは、その仲間内で中国系カナダ人の友人W氏のことである。二年前の「あんこうツーリング」で久しぶりに再会した。その際に、彼曰く「ボクはさいきんはbikeに乗っていますネイ。今日もホントはここまでバイクで来ようかと。ヘッヘッヘ。バイクというのはジデンシャのコトです。君たちの乗っているのはモーターバイクといいますネイ」
英語の発音が流石なのは当然である。そこで私は大昔に購入した一枚のCDのことを思い出した。ルカ・ブルームという人の"The Acoustic Motorbike"というタイトルである。当時「アコースティックモータバイク?何のこっちゃ。なんでモーターが付くの?ガス欠で押して歩くことかな」と疑問に思っていたのだ。
それで、W氏に聞いてみたのだ。
「あのさ。英語でさアコースティックバイクって言う?」
「はーはーはーん。普通は言いませんけど間違いじゃないですネイ。区別するために」
「んじゃさ、アコースティックモーターバイクってのはどうだ?」
「フハハ。それはーヘンですネイ。モータバイクはエンジンがついてるからネイ。そいうふうにはイイマセンねい」
「っしかしアイルランド人がCDのタイトルでそういっているのだ」
「でもそれはヘンですネイ」
結局、ルカ・ブルーム氏がシャレでいってるのであろう面白くないけど、という結論に至った。
で、十数年前にこのCDを買ったのは、レコード屋の棚に手書きのポップに「U2が好きなアナタにもオススメ!」って書いてあったからだが、音楽のほうは別段ココロフルエルという内容ではなかったので、部屋のCDの山の遥か下のほうに埋もれていたのである。今回写真を撮るんで(苦労して)掘り出した。
改めて聴いてみると、結構良いではないか。件のタイトルの曲は(叫ぶ詩人の金髪先生は自分で訳してごらんと言っていたが)対訳を読むと成る程今の私の心境に近いものがある。曰くモータリゼーションで苦労してるなんてザマミロ!ってなもんである。そしてなんだかこの曲のギターのリズムが心地よく感じてきた。というわけで再評価、星三つというところである--kata
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